今では日本でも一般的になってきたヨガ。ヨガをしたことのある人も多くいると思います。では、そもそもヨガとは何でしょうか?
ヨガと聞くと、多くの人が「様々なポーズをとる」「ストレッチのようなことをする」と考えます。しかし、それはヨガの本質ではありません。ヨガの経典(教科書のようなもの)である「ヨガ・スートラ」によると、ヨガは「心の動きを抑止すること」と定義されています。心は落ち着きがなく、揺れ動くものとして認識されており、インドのヨガの指導者は心を「暴れ馬」や「飛び回る猿」と表現することもあります。その揺れ動く心を落ち着かせ、コントロールすることを目的にしたものがヨガとなります。具体的にどのようにして心を落ち着かせるかと言うと、体の鍛錬(ポーズをとること)や呼吸、日頃の行いなどがあります。このことから、ポーズをとることはヨガのほんの一部だということが分かるかと思います。